平日昼間の温泉体験
化石海水温泉「志楽の湯」
http://www.shiraku.jp/index.html
午後1時すぎ、入館。
地下1300メートルから湧き出る、茶色くてしょっぱいお湯は化石海水。
最初はひっかき傷の残る〇ト〇ー肌にピリリと沁みる。
だんだん、じわ~んと馴染んでくる。
有閑マダムでにぎわう勾玉風呂。
彼女達は2~3人でつるむのが好きみたい。
閉目し、じっくりあったまってるふりをしながら、お喋りに耳を澄ます・・・
「息子はね・・・食べたいって・・・およめさん、あれだから・・・上の子は学校でね・・・きつい性格でさぁ…あんた、○○さんのこと、聞いた?・・・」
・・・こうゆうのもまぁ、カタルシスなんかな?
味噌樽風呂では、夕飯のレシピを伝授しあうマダム達。
ここの圧巻は海底洞窟蒸し風呂(ミスト・サウナ)・・・高温サウナは肌に痛い私におあつらえ。
檜の板に腰かけ、壁にもたれる。
壁にいくつもの石がごつごつ埋め込まれているので、座り位置を調整して、背中の好きなところに石が当たるようにする。
胸椎の1側にとがった石を当てて、神経を刺激する・・・ああ、たまらん・・・
肩甲骨の内側はちょっと大きめの石で圧をかけるのがいい・・・いい・・・いい~(昇天)
滝のように汗を流して、デトーックス!
蒸し風呂を出て水を浴びていると、おばさんたちがこっちをガン見している。
「なんか、いけないことした?あ、しゃがんで浴びなきゃいけないのかな?怒られる?それとも、伝染病持ちと思われているのか?」
どきどき・・・
「すごいね、心臓だいじょぶ?」・・・だって。(ほっ)
おばさんたちの言動は予測不可能だ。
3時のピークはバスローブを羽織って、レストランに避難。
5時すぎてお風呂に戻ると、ガラガラだ。
マダム達は夕飯の準備があるのだな。
さて、6時過ぎには仕事帰りの若い女性たちが増えてくる。
みんなひとりだ。
自分の癒し方、知ってますって言わんばかりに、くつろぎ方が半端ない。
露天風呂は、いい具合に岩が配置してあるので、寝そべる人、脚を高々と上げてマッサージする人、瞑想者、胎児のポーズ・・・といろいろだ。
洗い場は、マイ・エステ状態。
お嬢さん、顔に塗りたくっているのは泥パックか、麻炭ペーストか?
その顔で露天に向かうのか!?
ほのかな明かりを灯した露天風呂、あたりがすっかり暗くなるころには、私の肌もだいぶ落ち着いて、痒みが軽減している。今夜は安らかに眠れるかな?
温泉はいいね、さすがにお湯の中ではタブレットや携帯をいじってる人はいないもの。