Be a joke unto yourself.
釈迦牟尼仏陀の遺言は、Be a light unto yourself. (自燈明であれ)だった。何事にも、人より上のグレードを行くわが師、Oshoは、Be a joke unto yourself. (己のジョークであれ)と言った。
自分の弱みを、愚かさを、コンプレックスを、笑うことができたら、あなたはその場で悟れるかもしれないと言うのだ。
これも師から何度も聞いた逸話なのだが・・・
ある男が砂漠で飢えと渇きに苦しんでいた。
瀕死の状態で乾いた砂の上に身を横たえ、もう命も尽き果てるかという晩、傍らにお椀一杯の水が見えた。最後の力を振り絞って男はその水を飲み、眠りについた。
翌朝、日の眩しさに目を覚ました男は、お椀だと思っていたものが、じつは頭蓋骨で、その中にはウジの湧いた汚い水が少しばかり残っているのを目の当たりにする。
男は、頭蓋骨をお椀と思いこんだことは、自分の欲望の投影だったのだと気づく。
そして、いきなり大声で笑いだした。
で、悟ったとさ。
何年も前、私は失恋したての苦しいときにこの講話を聴き、自分の夢をどれだけ相手に投影していたかを気づかされ、恥かしさと情けなさで号泣した。投影に気づいたまではよかったが、笑えなかった。
夢から覚めて、リアリティに気づくとき、灯りがともる。その灯りがほんとうにピュアな気づきであったなら、人はジャッジすることなく、肚の底から笑えるのだろう。
ア〇〇ーのことをブログに書けるようになって、だいぶ楽になった。