デヴァ・ヨーコの明るいブログ

脱ステ30年、今なお再発するあとぴーと共に明るく生きる。

アムステルダムにて

海外で最も住みたい国は、まず、英語圏であリ、英語の中でもなじみのある英語であることが優先順位の上位に来るので、結局イギリスという結果になっていたのだけれど、25年ぶりにアムステルダムにやって来て、英語通じ度に改めて感動している。アムステルダム以外のオランダは知らないが、いきなり英語で道を尋ねたり、お店のスタッフに何か質問しても、老若男女誰でも、躊躇なく英語で返してくれる。しかも、すべての音を呑込まず、口の前で発音するオランダ人英語は日本人にとって実に聞き取りやすい。あまり楽なのに慣れてしまうと、ネイティブ・レベルの英語に戻った時、慌てるかもしれないが。

 

同じぐらい優先順位が高いのが、環境先進国であることだ。この点で合格なのは、スカンジナビア諸国、ドイツ、オーストリア、スイス、そしてオランダなど、要するに北ヨーロッパの国々である。ドイツの脱原発事情はもとより、私のような短期旅行者にでも、さまざまなエコぶりが目につく。

デンマークもオランダも土地が平らなので、自転車天国だ。自転車専用道路や駐輪場が整備されており、コペンハーゲンでは普通の市電に自転車ごと人々が乗り込む光景に驚いた。

水道水が一番美味しいのはオーストリアだった。水道水と言っても、水道の蛇口から出てくる井戸水だ。まったくの無味無臭が美味しいと思える不思議さ。ミネラルウォーターも売っているが、いったい誰が買うんだろうと思ったほどだ。

食品添加物の少なさは、食品の腐敗の早さが物語っている。アムスのごく普通のスーパーでは100%生ジュースが瓶入りで売られており、もちろん、美味しいので一回で500mlぐらいを飲み切ってしまうが、残したらまず2日と持たないだろう。

菜食もエコの一環とするなら、これら環境先進国ではベジタリアンでいるのが実に楽だ。イギリスのド田舎のパブでさえ今どきは、必ずベジタリアン・メニューを用意している。昨日、アムステルダムで食べたベジタリアン・ファストフードは、ファラッフェルやピクルス入りの全粒粉のピタ・パンに好きなだけ、生野菜、和え物サラダやソースをトッピングでき、おかわりも自由で、5ユーロ(約700円)だった。

 

ヨーロッパに来て、3週間と経たないが、私の皮膚はかなり回復している。禁酒は破るわ、お菓子はつまむわ・・・で、日本にいる時よりダイエットはかなり緩くなっているというのに!

 

しかし、アムステルダム在住15年という、日本人の友人は言う、「でもね、1年の半分は冬なのよ、わかる?」

確かにねぇ、かつて大寒波に襲われたイギリスでひと冬を過ごしたことがあった。寒さに加えて、横殴りの雨、風の中を歩く辛さ、これでもか、これでもかと降り積もる雪、雪、雪・・・。生まれて初めて、霜焼けを体験した。

良い季節にだけ気軽にやって来る旅行者になった私は、ヨーロッパの冬の厳しさをすっかり忘れていた。

理想は半年ヨーロッパ、3か月インド、3か月日本だな・・・と打ってみたら、なんだか実現できそうな気がしてきた。

 

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