望みを叶えるプロセス
昨日のミニ・ワークショップで、「クリーン・ランゲージのセッションで望みが本当に叶うのですか?」という質問があった。
「(1回のセッションで)望んでいる結果が絵に描けるほど具体的になったら、少なくとも今よりは望みに近づく」と言うのが私の答えだ。セッション中に望んでいたことを体験してしまう場合もあれば、望みを達成するのに何年もかかる場合もあるかもしれない。途中で望みが変わってしまうこともあるだろう。
「勇気を持ちたい」と言うとき、「勇気」の絵はすぐに描けないだろう。
では、その「勇気」はどんな勇気かと聞かれたら、「人前で歌を歌う勇気」や、「新しい仕事にチャレンジする勇気」、「共依存の恋人と別れる勇気」など、その人独特の「勇気」が浮かび上がってくる。
次第にその「勇気」がどこにあって、どんな特徴があるのかわかってくると、色彩豊かな絵が描けるはずだ。
そしてそのより具体的な「勇気」から、そのために自分ができること(リソース)は何なのか、そのために周りから必要なサポート(ニーズ)は何なのかが見えてくるだろう。
クリーン・ランゲージの質問は、クライアントの言葉からピックアップしたキーワードから、できるだけたくさんの情報をクライアントの無意識マインドから聞き出すためのものだ。そして、概念的な言葉が絵に描けるような「モノ」になった時、クライアントはそれをその場で体験したり、直感的なひらめきを得たりする。
「結婚につながるボーイフレンド」を望んでいたあるクライアントは、「結婚」についてはたくさんの情報を引き出せたが、「ボーイフレンド」について尋ねると、言葉につまり、やっと見えてきたのは上半身しか見えない男性だったという意味深なプロセスをたどり、改めて本当は何を望んでいるのかを現在思案中だ。
「沢山のお金を手に入れる」とき、どのくらい沢山のどんなお金がどこからどうやって来て、あなたはそれをどうして、どのように受け取るのか、そのお金が手に入ったら何がどうなるのか、情報をたくさん集めなければ絵は描けない。そして、それが本当にあなたの望んでいることなのか・・・
ごくあたり前のことだが、望みが自分の現実からかけ離れているほど、それを実現することは困難だ。けれども、引き寄せの法則でも言われるように、あなたがそのことをいつも思い描き、そのことを考え、真摯に取り組み、その周辺にあるモノ、こと、人にアクセスし、たった今できる簡単なことから着手していったら、遠くのゴールも少しづつ近づいていく。
以前にも書いたとおり、「お金」を望む人は実に多い。(私のクライアントだけ???)
こんなグループを受けてみたらどうだろう?(私も受けたい!)