デヴァ・ヨーコの明るいブログ

脱ステ30年、今なお再発するあとぴーと共に明るく生きる。

ハート・メディテーションの日

アトピー患者の交流会に参加した。一昔前のそれとは違ってとても明るい雰囲気の会であることが印象的だった。ひとりづつ、自己紹介を兼ねながら、今に至る経過や自分にとって有効だった治療法などをシェアしあった。10名ほどの参加者は皆、長きにわたる試行錯誤の末、ステロイドを使う、使わないを含めたライフ・スタイルを選択し、その選択に満足しているような面々であった。結局、こういった会に参加して、堂々と自分の意見を言える人は、精神的な苦脳や葛藤をある程度乗り越えた人たちではないかと推測する。

しかし、全国で385万人ともいわれるアトピー有症者の中には入院するほどの重症患者や、長年の闘病に疲れ果て、うつになり、外出することができなくなってしまった人たちも多くいるはずだ。あふれんばかりの情報に翻弄され、家族や友達、同僚にあれこれ言われ、あせりを募らせるばかりの人がどれだけいるだろうか?

ひとりでいると自分の心身のケアだけで精一杯、私にはとても他人を思いやる余裕なんてないし、私が人を助けられるとも思わない。でも、世の中の不幸をどうでもいいと思っているわけでもない。そんな歯がゆさを感じるとき、アティシャのハート瞑想をする。

 

インストラクション:

息を吸いながら、自分を含めたこの世のすべての苦しみ、悲しみ、怒り、惨めさを吸い込む。具体的にその人やその状況を思い浮かべながら。その暗澹たる暗闇をハートで変容させ、至福、喜び、愛、慈悲として吐き出す。このように、暗闇を呑込み、ハートで至福に変容、光を吐き出す、を繰り返す。

Oshoのコメント:

アティシャは言う-「外界全体に対してこれができるようになるまえに、まずは自分自身から始めなければならない」と。これは内なる成長に関する基本的な秘 密のひとつだ。最初に自分でしたこと以外は、他人に対してすることはできない。自分を傷つけているなら、他人をも傷つけかねない。自分がいらいらしている なら、他人をいらいらさせることにもなるだろう。自分が祝福の状態にあるときにしか、他人にとっての祝福であることはできない。他人に対してこうしてあげ ようと思うことは、それが何であろうと、事前に自分自身で試してみなければならない。それが分かち合える唯一のものだ。人は自分が持っているものしか分か ち合うことはできない。持っていないものを分かち合うことはできない。

アティシャは言う-「自分自身から発展させよ」と。世界中の不幸をすべて取り上げてそれを胸のなかに吸収することから始めるよりは、むしろ自分自身の惨め さから始めなさい。そんなに早く、深い海に入って行くものではない。まずは浅瀬で泳ぎを覚えなさい。いきなり全世界の不幸を取り上げようとしても、それは 机上の空論に終わる。それは現実ではない。現実ではありえない。それは、ただ言葉だけのものになってしまう。
「そう、私は全世界の不幸を引き受ける」と言って、自分を納得させることもできる。だが、全世界の不幸について、あなたはいったい何を知っているというのか。まだ自分自身の苦悩さえ体験していないというのに・・・・・・。

 

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