イギリスにて

長時間のフライト中、乾燥がひどい機内では皮膚の痒みが半端なく、まったく眠れずきつかった。マンチェスターの空港に着くなり、天然のエアコンに感動！その涼しさ加減と、乾燥加減がなんとも快適だ。旅の疲れを癒すのにはもちろん寝るのが一番なのだが、私が来るのを待ちわびていた孫の相手をしないわけにもいかず、お決まりのpots and pans （おままごと）にさんざん付き合った。

時差ぼけも修正されぬまま１日半後にクリーン・ランゲージ、コアスキル・セミナーに参加するため、電車を３つ乗り継いで、イースト・ヨークシャーのビバリーという町にやってきた。セミナー会場を確認し、成田のタックスフリーで買ったICレコーダーをスタンバイ。夜はやはりよく眠れなかったが、翌日セミナー１日目に臨んだ。

このICレコーダー、じつによく声を拾ってくれる。録音した後はパソコンに移して、スピードを調節して再生することもできるので、授業中多少聞き逃しても、あとでゆっくり聞けばいいと思うとかなり気が楽だ。もちろん、セミナーの最初に、クリーン・ランゲージお決まりのクリーン・セットアップをしたとき、周りから欲しいサポートとして、私は決してバイリンガルではなく、英語を聞き取るのにかなり苦労していること、ゆっくり話してほしいことなどをみんなに理解してもらった。そして、解らない時は自分から聞くことは私の責任であることを確認した。責任というのは、私の手の内にある、いわば自由であり、リソースだ。

私の責任＝自由、みんなの理解、そしてICレコーダー。３種の神器で３日間のセミナーをくつろいで乗り切ろう。