デヴァ・ヨーコの明るいブログ

脱ステ30年、今なお再発するあとぴーと共に明るく生きる。

アニムスとアニマ 2

 内側の男女の関係性が外側のそれに反映されるというカラクリを理解すると、多くの人はまず、内側のふたりが統合され、結ばれることを夢見る。男性性、女性性を扱うワークショップやグループは様々あって、例えば、男性性と女性性の絵を別々に描いた後、「この二つのエネルギーが出会うために必要なシンボルを付け加えましょう」・・・なんて言うセラピストは、その人自身、そういう‶出会い″を夢見ているんじゃないかと思わずにいられない。

 

サガプリヤ・ワークのセオリーでは、ここのところがすごく違っていて、ある意味、夢を壊されるので敬遠する人もいるだろう。   

 

内側の男と女には、巧みな政治関係があり、多くの場合どちらかがもう一方を支配している。人の心理というのは一つの極に偏りがちで、当然、支配者側の趣味や志向に支配される側が従ってしまい、偏った不健全な人生を生きることになってしまう。それは、愛する人を助けることが愛であるような誤解があったり、一緒にいるためには我慢が必要だと言う思い込みが植えつけられてきたせいだ。そうではなく、男と女はそれぞれ、自分の仕事に打ち込んで、相手を助けることをやめて初めて自立できるのだ(その自立の過程で、実際に離婚や別居を体験する人も少なくないが)。健全なリレーションシップというのは自立した二人の間にしか起きないのだから。

 

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男性性と女性性のワークについて、さらにマニアックなコラムをご覧になりたい方は、こちら http://www.intouchwork.com/japanese/sub6.html