クリーン・ランゲージ 1
クリーン・ランゲージを習い始めたのは1年前だった。英語でのトレーニングを2回受け、認定資格をいただいた。
まだ1年しか経験がないのに、クリーン・ランゲージについて語りたいことは山ほどある。ありすぎて、どこから始めたらいいか迷うほどだ。クリーン・ランゲージ体験ビフォー&アフターでは、私のモノや人の見方はずいぶん変わったと思う。
今まで習ってきた様々なセラピーの延長のつもりで一回目のトレーニングに臨んだが、そもそも、その姿勢が間違っていた。今まで学んだセラピーの知識はことごとく邪魔になった。頭をからっぽにして本当にクリーンな状態で臨むべきだったのだ。参加者中、私は一番呑込みの遅い劣等生だった。それほどセラピーの経験がない人の方がサクサクと進んでいたように思う。
クリーン・ランゲージは、クライアントの「望んでいる結果」にフォーカスし、そこに至る手がかりやヒントを本人の無意識マインドから引き出していくセッションだ。コーチングや解決志向アプローチ(Solution Focused Approach)と重なる部分もあるが、決定的に違うのが、次の2大原則である。
* クライアントの言葉だけを使う。
* ファシリテーター側の前提、推測、否定、賛同、提案、奨励、判断を一切含まない、クリーンな質問だけをする。
この原則さえ守っていると、クライアントは、通常の意識レベルでは答えられなくなるので、自然と自分の無意識マインドにアクセスし、本人も驚くような答えが出てくる。そして、ファシリテーターはその答えを記録しながら、クライアントが繰り広げる心の情景をモデリング(模倣しながら学ぶ)していく。このように、セルフ・トランスに入った状態のクライアントを見守るセッションは、どちらかというと催眠療法や、NLP(神経言語プログラミング)に近い分野だろう。
ファシリテーターは、自分を無にしてクライアントの鏡になってあげる必要がある。瞬間、瞬間、クライアントが望んでいることを映し出してあげなければならないのだ。これが私にとって、本当に難しいことだった。二回のトレーニングと沢山の練習セッションを重ねて、少しづつ頭の柔軟性が鍛えられてきた。
つづく・・・
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